Baronkun’s diary

何の取柄もない会社員の平凡な日常を綴った日記です

カゴパク激増。これって立派な窃盗なのに、罪の意識がない人多すぎ。日本人の民度も酷いもんだね。

ニュースでたびたび取り上げられる「かごパク」。略語にして流行りものみたいに言う風潮は大嫌いですが、ここでは、敢えて使わせてもらいます。


【あり得ない】レジ袋有料化の影響でカゴパクが頻発、あるスーパーでは1カ月で1年分のカゴが持っていかれた【メシウマニュース】

テレビで報道されていたカゴパクの実態はこうだ。

「レジ袋が有料化されて1カ月で、1年分のカゴが持っていかれてしまいました」

都内のスーパー「アキダイ」社長・秋葉弘道さんのインタビューでのコメント。「カゴパクは、明らかにレジ袋有料化の影響です」と話す。

「カゴパク」とは、客が精算済みの商品をカゴに入れたまま持ち去ってしまうことを言う。レジ袋を購入しなかった客が、カゴをレジ袋がわりに使ってしまうというもの。

 

やっている奴の嫌らしさ、浅ましさに虫唾が走ります。

アキダイは都内に5店舗出店しているらしく、7月の1カ月だけで約20件のカゴパクが発生したらしく、これはアキダイ全店舗の1年分のカゴパク発生件数に相当するそうです。

早急な対応に迫られ、「精算前(ピンク)」と「精算済み(青)」にカゴを色分けし、さらに精算済みのカゴの取っ手を外すなどの対策を取ったところ、8月中旬から、まずは本店でこのシステムを導入して、カゴパクの件数が激減したという事です。

レジ袋有料化によって、マイバッグを使った商品の万引きも話題になりました


【特集】悪質!『エコバッグ万引き』レジ袋有料化で急増...対応苦慮するスーパー ロシアの政府機関が開発した防犯システムとは?(2020年9月2日)

これも全国の小売店で問題になっているようで、アキダイでもマイバックの万引き犯を捕まえて、警察に引き渡したそうだ。

カゴの値段はどのくらいなのでしょうか?

スーパーによって異なるとは思いますが、だいたい200円代後半から500円未満のようです。

当たり前ですが、カゴも商品も、盗めば窃盗罪に該当しますよね。価格の問題じゃありません。だからこそ、カゴパクなどと言わず、窃盗犯増加と言うべきなんです。

 

しかし、なぜお店はカゴパクを窃盗犯で突き出せないのでしょうか?

秋葉社長の説明だと、こうです。

「カゴパクも万引きと同じなんだけど、警察沙汰にするかというと難しい…。」

大きな理由は、「カゴパク」をしてしまう客の中に、常連客がいるからです。

注意しても「明日また持ってくるよ」「ちょっと使わせてね」と言われてしまえば、断りづらい。また、店側から「カゴじゃなくて、ダンボールで持ってってよ」と言えば、「わかったよ」と素直に応じてくれる人ばかり。返すのを忘れているだけというのです。

つまり、「お客さんに罪悪感がほとんどないから、普通の万引きと同じようには扱えないんだよ。実際にいくつかのカゴは戻ってくるし。ただ、カゴがないと店は困っちゃうよね」というのが店の本音だ。

常連ではない客にカゴパクをされても、常連客と異なる扱いはできない。気づいたときには、カゴを乗せた車を見送るしかできない。

過去には「アキダイのカゴを洗濯カゴに使っている客が知り合いにいる」と知人から言われたこともある。怒りよりも、「うちの店のファンなのかな」と思ってしまったそうです。やる方もやられる方も慣れが怖いです。

 

店の対応や出店エリアによっても、カゴパクの発生する度合いは異なるようですので、要は客の民度の問題なんでしょうね。

しかし、日本人も落ちたものです。震災などの災害時に、日本人の節度ある行動などが報道され、「日本人は素晴らしい」などと自画自賛していた裏でこんな状態なんですから、外国の事を言えたもんじゃないですよね。

 

カゴパクと言わず、「窃盗および窃盗犯」と呼びましょう!