Baronkun’s diary

何の取柄もない会社員の平凡な日常を綴った日記です

鬼滅の刃 地上波放送を鑑賞。何度見ても、見入ってしまう。

吾峠呼世晴氏の人気マンガを原作にしたTVアニメーション鬼滅の刃』が、「土曜プレミアム」(フジテレビ系)で10月10日(土)と10月17日(土)の2週にわたって、TVアニメシリーズの人気エピソードを放映されます。

劇場アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開も、2020年10月16日(金)ともうすぐ。


鬼滅の刃映画予告第1弾〜第3弾まとめ 無限列車編 2020

そして、昨晩土曜プレミアムで放送されました。第1話から鬼殺隊最終選別が終わる回までが網羅されていました。

自分は、2019年にTOKYOMXで放送されていたのを見てから、鬼滅の刃に嵌ったくちなんですが、展開が分かっていても、改めて見ると、見入ってしまっている自分がいます。

 

物語の設定ですが、時は大正。山で炭をつくる少年・竈門炭治郎が主人公です。炭治郎が村へ出掛けている間に、家族は鬼に殺されてしまいます。まず、このシーンで涙。

唯一生き残った妹の禰豆子を炭治郎は医者に診せようと、禰豆子を背負って村へと急ぎます。が、禰豆子は鬼の血を浴びたために、鬼になりつつありました。

鬼になった禰豆子に炭治郎は食い殺されかけたとき、炭治郎の「鬼になんかなるな、がんばれ」という叫びに禰豆子が反応し、鬼になりながらも禰豆子は涙を流し、炭治郎を襲うことを自制するシーン。ここで涙腺崩壊します。

ここで富岡義勇と出会い、義勇のセリフに涙。「生殺与奪の権を人に握らせるな。」

炭治朗の苦しみに理解を示しつつ、彼を奮い立たせるために、あえて厳しい言葉を発する義勇。このシーンで彼に心を奪われてしまいます。実は義勇はもちろん、鬼殺隊最高位の柱の皆も悲しく壮絶な過去を背負っているのですが、鬼滅の刃に感情移入してしまうポイントとして、登場人物たちが過酷な運命にも負けずに、自分の使命を果たすために立ち向かっている姿に感動と尊敬の念を覚えるのがあるかもしれません。

だって、現実は私利私欲にまみれて、自己中心的な人ばかりじゃないですか。

鬼が人を食い殺すシーンをはじめ、ゾンビ映画ばりの過激なスプラッター描写の多い『鬼滅の刃』ですが、それ以上にお互いのことを思いやる炭治郎と禰豆子との兄妹愛がとても健気に映し出されます。禰豆子を守るために、炭治郎は強くなることを決意します。

 SNSが盛んなIT時代となり、人間関係が表面的なものになりつつある現代社会だからこそ、炭治郎と禰豆子との強い信頼関係、炭治朗と柱、鬼殺隊の仲間との信頼関係が多くのファンの心をわしづかみにしているのかもしれません。

炭治郎は禰豆子を治すために、「鬼殺隊」に入ることになります。鬼殺隊は鬼を殲滅することを目的にした組織ですが、鬼に関する情報を収集することで、禰豆子を人間に戻す治療方法も見つかるかもしれないと考えたのです。

かつて鬼殺隊で活躍した鱗滝左近次のもとで、炭治郎は修業を積みます。鬼を倒すための剣術を学ぶだけでなく、古くから伝わる呼吸方法を身につけることで、肉体的にも精神的にも強くなっていくところがユニークです。

私は昔、剣道を習っていたのですが、確かに呼吸が大事だと教わりました。相手が息を吐ききった時に打ち込むと良いと教わりましたね。

鬼殺隊に入るための命がけの試験である「最終選別」で、多くの人を食べて巨大化した異形の鬼・手鬼と炭治郎は戦うことになります。強い敵との実戦を経験することで、炭治郎の格闘能力は研ぎ澄まされていきます。また、倒した鬼に対して、優しい思いやりを見せるのも炭治郎の特徴です。炭治郎の優しさは、世知辛い現代では無用の長物と揶揄されかねませんが、人間として失ってはならないものなのかもしれません。

もし、世の中の人が全員炭治朗のような純粋な心の持ち主だったら、住みよい世の中になっていただろうにと思わずにいられません。

そして、炭治朗は晴れて鬼殺隊に入り、多くの仲間(鬼殺隊士となる我妻善逸、嘴平伊之助や柱達)や敵との出会い、戦い、別れがドラマティックに展開されていきます。

努力・友情・勝利がうまく配合された、とても現代的なアクションコミック(アニメ)である鬼滅の刃は、連載が終わった今も多くの人を魅了してやまないでしょう。


【鬼滅の刃】TVアニメ 2期予告 第1弾PV 2021年(FANMADE )